はじめに
本記事にアクセスいただき、ありがとうございます!
今月はウェブサイト管理・運用には欠かせないGoogleが提供する無料の分析ツールについて、いろんな角度から迫っていきます。
今回は専門用語「チャネル」について
「Googleアナリティクス」を使って作成したWebサイトの分析を行っていると、
「チャネル」というワードをよく見聞きしますよね。
そこで今回は、ホームページの管理者様に向けて
Googleアナリティクスの入門編として知っておきたいチャネルについて、
その種類や内容を詳しくご紹介できればと思っております。
目次
Googleアナリティクスのチャネルとは
まずは語源について
Googleアナリティクスなどで使われる「チャネル」は、
元々二つの海を結ぶ「海峡」や「水路」などの意味で使われる言葉です。
その「二つを結ぶ」という部分が拡大解釈されていき、
「データの伝送路」や「ルート」といった意味で使われることも多くなっています。
「ユーザーの流入経路」を意味しています。
つまり
ユーザーが「どうやってこのWebサイトに辿り着いたのか」が見えてきます。
例えば
- 検索で辿り着いた
- リンクを辿ってアクセスしてきた
- バナー広告からアクセスした
などWebサイトにユーザーが辿り着いた方法がチャネルを分析することで見えてきます。
なので「今後Webサイトのユーザーを増やして、売り上げアップにどのように繋げるか?」などを考えるためにチャネル分析は役立ちます。
Googleアナリティクスのチャネルの種類
こちらは2020年と2021年の6-8月のチャネル流入数を比較したページです。
円グラフを見ると、流入経路の割合が異なることが分かります。
2020年は広告も活用していたため、集客の仕方でこのように割合が変わります。
主なチャネル
Googleアナリティクスにデフォルトで設定されている主なチャネルには
- Organic Search
- Paid Search
- Direct
- Referral
- Social
といったものがあります。それぞれを紹介させていただきます!
Organic Search(オーガニックサーチ)
「自然検索」からWebサイトへ
アクセスしたユーザーの割合
GoogleやYahoo!などの検索エンジンでのキーワード検索を経てWebサイトにアクセスしたものがOrganic Searchとしてカウントされます。
なのでリピーターではなく、新規でWebサイトにアクセスしてくれているユーザーがどれぐらい居るのかの指標となります。
自分がキーワード検索する時のことを考えると分かりますが、検索結果の上位に表示されたサイトにアクセスする場合がほとんどです。
Organic Searchが弱いということは、検索結果の上位に表示されておらず、SEO対策の練り直しが求められます。
Paid Search(ぺイドサーチ)
「リスティング広告」など
広告を経由してWebサイトにアクセスした割合
Googleなどでキーワード検索すると、検索結果の一番上に「広告」と表示されたサイトがいくつか出てくることがあります。
それがリスティング広告で、Paid Searchはこういった広告からWebサイトへのアクセス割合を示す指標です。
リスティング広告は出稿するのにもお金がかかりますし、ユーザーにクリックされるたびに広告料を払わないといけません。
Paid Searchが弱いということは、お金を払って広告を出しているにも関わらず、その宣伝効果が薄いことになります。
ですから、より効果的な広告の打ち方など宣伝戦略を考え直さないといけません。
Direct(ダイレクト)
「ブックマーク・QRコード」など
URLで直接Webサイトにアクセスした割合
「Direct」は、キーワード検索ではなくURLの直接入力やブックマークからのアクセスを示す指標です。
名刺やチラシなどに掲載しているQRコードからのアクセスも、Directにカウントされます。
Directが弱いと、名刺やチラシといった紙媒体の広告がWebサイトのアクセスに繋がっていないことになります。
またブックマークからのアクセス数が少ない場合には、端的に「リピーターが少ない」ことになってしまいます。
さらに「ブックマークするほど魅力的なサイトでない」とユーザーに判断されてしまっていることにもなるのです。
Referral(リファラル)
「他サイトのリンク」から
Webサイトにアクセスした割合
「Referral」は、他サイトのリンクからのユーザー流入を示す指標です。
直接検索したり、広告をクリックしたのではなく、他のサイトに貼ってあるリンクを辿ってWebサイトにアクセスしてきたことが分かります。
本体とは別に集客用のサイトを運営している場合、このReferralは重要と指標となります。
もしReferralが弱いようだと、集客用のサイトが効果を発揮しておらず、コンテンツやそもそもの集客方法を見直さないといけません。
Social(ソーシャル)
「SNS」経由で
Webサイトにアクセスした割合
「Social」は、Twitter・Instagram・Facebookなど「SNS」からのユーザーの流入を示しています。
自社でSNSを使ったマーケティングを行っている場合やインフルエンサーに宣伝を依頼している場合は、Socialは重要な指標となります。
SNSを使ったマーケティングを自社で行っていない場合は、第三者のSNSでの自社情報の取り上げられ方が確認できます。
現状ではSNSの宣伝効果は非常に高いと言われているため、Googleアナリティクスで分析を行う場合にはSocialの指標は無視できません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Googleアナリティクスのチャネルを分析することで、現状でWebサイトが抱えている問題が浮き彫りとなります。
そのためチャネルの種類や内容をしっかりと把握して、Googleアナリティクスを「Webサイト運営」に活用してください。
エーウイングでは、ホームページの運用サポートもしていますので、不明点や気になることは是非お気軽にお声がけください。
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