はじめに
本記事にアクセスいただき、ありがとうございます!
今年のGWは皆様いかがお過ごしでしょうか。
普段なかなかできないことに手を出すチャンスだったりしますよね。
そこで本日は知っておきたいけど、
なんだか難しそうでしっかり向き合えていない!というテーマにしたいと思い、
ご質問をいただくことも多い「サーバー」について迫りたいと思います!
専門的でよく分からないサーバーの世界
インターネットコンテンツの利用には「サーバー」の存在は欠かせませんね。
そもそもサーバーとは何なのか、名前に「サーバー」がつくものを、
主にホームページに関係する知っておきたい!というものからご紹介します。
サーバーとは
「サーバー」を簡単に説明すると、様々なコンテンツの情報を保管しているコンピューターやプログラムのことです。
「サーバー」・「サーバ」どっちが正しい?
IT用語を調べていると、最後の発音を伸ばす長音「ー」があったり、なかったりしますよね。これは過去にJIS規格で「ー」は省いて表記する決まりがあったからだそうです。
しかし、IT化が進み消費者が「ー」ありを多用していく中で、長音ありの表記が一般的となりルール改定され、どちらを使っても問題ないという見解になっています。
サーバーにはいくつか種類がある
サーバーは1種類ではなく、
保管しているデータや役割によっていくつかの種類に分かれています。
おさえておきたいサーバー6選
インターネット利用者に身近なものとしては
- ①Webサーバー
- ②データベースサーバー
- ③レンタルサーバー
- ④メールサーバー
- ⑤DNSサーバー
- ⑥FTPサーバー
などといった種類のサーバーがあります。
①Webサイトの情報が保管されている「Webサーバー」
まず「Webサーバー」ですが、ここにはテキストや画像などWebサイトの情報が保管されています。
なのでPCやスマホでサイト閲覧する際には、Webサーバーにリクエストして保管されているサイトデータを送ってもらうことになります。
PCやスマホでWebサイトを閲覧する際には必ずWebサーバーとデータのやり取りを行うので、ネット利用者にとって一番身近なサーバーと言えます。
Webサーバーのイメージ
例えば、あるサイトを閲覧するためにブラウザのアドレスバーにURLを入力したとします。
そうすると、サイト情報が保管されているサーバーに「閲覧したい」というリクエストが送られます。
リクエストを受けたサーバーは、リクエストを送ってきたPCやスマホが安全であることを確認して、リクエストした情報が保管されている場所へのアクセスを許可します。
こうした一連の流れによって、PCやスマホの画面に見たいサイトの情報が表示されます。
データのやり取りに「ブラウザ」が必要
ちなみにWebサーバーとデータをやり取りするには「ブラウザ」が必要で、ブラウザ無しではWebサーバーのサイトデータを閲覧することができません。
- Chrome
- Edge
- Safari
などのことを指します。
②データを格納する「データベースサーバー」
ホームページを作りたいと思った時に色々調べてみると「CMS」「WordPress(ワードプレス)」という言葉に出会ったことがある方も多いのではないでしょうか。
WordPressはホームページを簡単に更新できる管理機能のある仕組み(CMS:コンテンツ・マネジメント・システム)です。
このCMSを通して入力されたたテキスト・画像ファイル情報を保管する場所が「データベースサーバー」です。
データベースサーバーのイメージ
イメージとしてはWebサーバー内にデータベースサーバーを設置し、必要に応じてデータベース内のデータを呼び出し、サイトコンテンツを表示しています。
- 「データベースサーバー」を介したWebサイトを「動的なサイト」「動的コンテンツ」と呼びます。
- 「データベースサーバー」を使用せずにコンテンツが表示できるWebサイトは「静的なサイト」「静的コンテンツ」と言います。
CMSの詳細はこちら
③一般的に利用される「レンタルサーバー」
ホームページが表示されるためにテキストや画像など必要な情報を保管しておくWebサーバー、場合によってデータベースサーバーが必要なことが分かりました。
それらのサーバーはレンタルをして使用することが一般的です。
このレンタルできるサーバーを「レンタルサーバー」と呼びまず。
基本的に全ての機能が使える
レンタルサーバーを借りれば、基本的にホームページ作りに必要なサーバー環境は全て整えることができます。
※使用できる機能はレンタルサーバー会社によって内容が異なりますので、
利用プランや環境によってはそうでない場合もあります。
レンタルサーバーとは?はこちらから
以下記事では、そんなレンタルサーバーについて種類やおすすめサーバー会社をご紹介しております。
④メールの送受信に必要な「メールサーバー」
「メールサーバー」はメールの送受信を行うのに必要なサーバーで、メールの受け渡しを行う中継役といったところです。
送受信でサーバーが異なる
送信と受信で役割が分かれており、メールを送信する際には「SMTP」、受信には「IMAP」や「POP3」といったサーバーが使われます。
厳密に言うとSMTP・IMAP・POP3は「プロトコル」で、コンピュータがデータをやり取りする時に使う「言語」のようなものです。
異なるサーバー(言語)を使用する理由
- 「SMTP」はメールの送信先を割り出してメールを送る役割を担います。
- 「IMAP」や「POP3」にはアドレスごとに割り当てられたボックスがあって、送られてきたメールを保管します。
IMAPやPOP3の違いは?
- 「IMAP」はサーバーにあるメールを参照して表示します。
インターネット接続ができない場合はサーバーにアクセスできないのでメールが表示されません。 - 「POP3」はメールを閲覧する端末にデータをダウンロードして参照します。
ネット接続がなくても一度端末にメールデータをダウンロードしていればメールを表示できるメリットがあります。
POP3の場合は、ダウンロードの過程でうまくメールを取得できない場合もあるためです。
⑤メールの送受信には「DNSサーバー」も必要
「IPアドレス」を「ドメイン」に紐づける役割
メールの送受信にはメールサーバーだけでなく「DNSサーバー」も必要です。
メールを送る際には「○○@XXX」といったメールアドレスを使いますが、
これはネット上の住所である「IPアドレス」を分かりやすくした形なのです。
IPアドレスは「111.22.33.4444」といった数字の羅列で、
そのままだと理解しにくいので「○○@XXX」といった形に変換されています。
SMTPだけでは正しい送信先を割り出すことができません。
そこでDNSサーバーを使って、数字の羅列であるIPアドレスと英数記号で
構成されるドメインをリンクさせるわけです。
⑥ファイルの転送で使用する「FTPサーバー」
ファイル転送する仕組み
FTPサーバーは、アップロードされたファイルやダウンロードするファイルが保管されている場所となります。
ファイルサーバーとの違いは?
似たような言葉で「ファイルサーバー」というものがあります。
こちらもファイルデータをアップロード・ダウンロードするという意味で同じですが、
「FTPサーバー」はレンタルサーバーを利用している場合に使用できるものです。
FTPクライアントでFTPサーバーに接続する
ファイルをアップロードしたりダウンロードしたりするには「FTPクライアント」が必要となります。
FTPクライアントは、パソコンにシステムをインストールすることで導入できます。
FTPクライアントを使用し、FTPサーバーに接続しファイルをやり取りすることで、ホームページ上にデータがアップロードできるようになります。
また、Web上にアップしたデータを一括でダウンロードすることも可能になります。
FTPサーバーのアクセス情報を知っていれば、インターネットが使える環境で世界中のどこからでもFTPクライアントを通してアクセスができ、ファイルのやりとりができます。
まとめ
サーバーには様々な種類があり、それぞれに違った役割を担っています。
ネット閲覧だけならともかく、ホームページを公開するにはサーバーの種類による違いを覚えておかないといけません。
サーバーは自分で構築することも可能ですが、かなりの知識が必要となるので、初心者ならレンタルサーバーの利用がおすすめです。
サーバー選定から乗り換えも
当社は長年ホームページ制作で様々なサーバー環境を使用して、構築しています。
これまでのノウハウを活かしてお客様のご要望に合うWebサイトづくりが可能です。
専門的で取捨選択さえも難しく感じるサーバーですが、是非立ち上げたいホームページがありましたら、お気軽にご相談いただければ幸いです。
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