はじめに
こんにちは。A-ROOM編集部です。
本記事にアクセスいただき、ありがとうございます!
多摩地域にあるWEB制作会社・エーウイングが運営する情報発信メディアです。
少しでもホームページに関わる皆様のお役に立てる情報発信ができればと
記事を書かせていただいております。
さて、今回は無料でできるWEBサイト分析について
本記事は、
- 初めてウェブサイト担当になった方
- これからホームページを作ろうと考えている方
- サイトリニューアルに向けて現状分析をしたい方
など、ウェブサイトの運用をこれから始める方やこれからサイトを立ち上げるため、
アクセス解析をしたいけど、よく分からない!というお悩みのある方に向けて
「GA」・「GSC」の簡単な説明と使い方のポイントをお届けしたいと思っております。
多摩地域・立川にあるホームページ制作会社ですが、
ウェブサイトに関わる全てのご担当者様のお役に立てる情報になれば幸いです!
そもそもGAとGSCって何?
「GA」はグーグル アナリティクスの略称
「GSC」はグーグル サーチコンソールの略称
GAとGSCの違いとは?
ずばりユーザー行動のタイミング
- サイトに訪問した後を計測するものが、Google Analytics(グーグル アナリティクス)
- サイトに訪問する前を計測するものが、Google Search Console(グーグル サーチコンソール)
サイトに訪れるユーザーの前後の行動を調べるのに、ツールを使い分ける!と覚えておくと便利ですね。
いずれも無料で使える分析ツール
Googleアカウントが1つあれば使用できるツールです。
それぞれのサイトにアクセスし、ログインするだけで使用開始できます!
GA(グーグル アナリティクス)でできること
ユーザーがサイトに来た時の「アクセス状況」を分析。
調査できることは主に以下の通りです。
- 基本アクセス情報(ユーザー数・ページビュー数・滞在時間・直帰率など)
- ユーザー分析
- 集客状況
- コンバージョン達成状況
ここを抑えておけばOK!GAの見方
ポイント1:「ホーム」でだいだいのアクセス状況を把握する
ホーム画面でアクセス数・流入経路・閲覧されているデバイスの傾向・人気のページ・コンバージョンの達成数など大枠の状況を把握することができます。
ポイント2:「ユーザー」でターゲット層を確認する
こちらは左側メニューバー「ユーザー」→「概要」で計測できる画面です。
この画面ではサイト訪問したユーザーのうち
初めて訪れた人の割合やセッション数・滞在時間・直帰率などが分かります。
上図の場合、10,229回のサイト訪問があり、そのうち約73%が新規で約27%の方がリピーターです。
また一回の訪問あたり2.5ページ閲覧していただき、サイトの平均滞在時間は1分36秒ということが分かります。
こちらは左側メニューバー「ユーザー」→「ユーザー属性」→「概要」で計測できる画面です。
上図の場合、25-34歳がメインで男性63%・女性37%の割合で訪問いただいていることが分かります。
こちらは左側メニューバー「ユーザー」→「モバイル」→「概要」で計測できる画面です。
desktop(パソコン)・mobile(スマートフォン)・tablet(タブレット)からのアクセス状況が分かります。
また、左側メニューバー「ユーザー」→「テクノロジー」→「ブラウザとOS」からは、
各種ブラウザからのアクセス割合が分かります。
ポイント3:「集客」で流入経路を調べる
こちらは左側メニューバー「集客」→「概要」で計測できる画面です。
この画面ではサイト訪問したユーザーのうち
検索エンジンから来た人・URLを知っている人がダイレクトに訪問したかなどが分かります。
上図の場合、53.5%のユーザーが検索エンジン経由でアクセスしてきたことが分かります。
検索エンジンで何というキーワードで訪問してくれたか?の分析は「GSC(Googleサーチコンソール)」の出番です!
- Organic Search
オーガニック検索。検索エンジンからの流入 - Referral
リファラー。外部サイトのリンクからの流入 - Direct
ダイレクト。お気に入りやブックマークなどURLを直接入力した訪問 - Social
ソーシャルメディア。SNS経由からの流入 - Paid Search
有料検索。リスティング広告からの流入 - Display
有料検索。ディスプレイ広告からの流入
ポイント4:「行動」で人気のコンテンツを知る
こちらは左側メニューバー「行動」→「概要」で計測できる画面です。
この画面ではサイトコンテンツの分析ができます。
どのページが一番アクセスが良いか、ページ別の滞在時間や直帰率なども確認できるため、
アクセス数は良いが、離脱率の高いページはリライトして改善するなどのネクストステップを洗い出すことができます。
ポイント5:「コンバージョン」で達成数を確認する
こちらは左側メニューバー「コンバージョン」→「目標」→「概要」で計測できる画面です。
この画面では目標達成数・コンバージョン率などが確認できます。
また「参照元/メディア」で切り替えると、
どこから来た人のコンバージョンが高いのかなど確認することができます。
GSC(グーグル サーチコンソール)でできること
ユーザーが検索エンジン経由で来る際の「検索パフォーマンス」を分析。
調査できることは主に以下の内容です。
- 検索キーワード
- 検索エンジンへの掲載順
- 検索エンジンへの表示回数とクリック数
- ウェブに関する主な指標・モバイルユーザビリティ
「ウェブに関する主な指標・モバイルユーザビリティについて」は、
一般的な内部SEOとして対策ができることを挙げてくれているので、こちらにエラーが出ているかなど定期的にチェックすることも大切です。
エラーが出ている場合は、改善は技術者に依頼する必要があるため、ウエブ制作者やホームページ構築の知識のある方に相談しましょう。
ここを抑えておけばOK!GSCの見方
サーチコンソールは、検索エンジンのパフォーマンスを確認する他、
サイトマップの登録・内部SEO対策の為の指標などを挙げてくれる便利な管理ツールですが、
今回は検索パフォーマンスの確認を目的に使い方のポイントをご紹介します。
ポイント1:「クエリ」で上位検索キーワードを確認する
こちらは「検索パフォーマンス」内→「クエリ」で計測できる画面です。
この画面では上位検索キーワードを表示してくれます。
弊社の場合は、会社名での検索が多い傾向です。またクライアント名での検索もあり、
ご紹介での検索や成果物の制作会社を探している過程で訪問いただいている傾向が予想できます。
ポイント2:「ページ」で人気ページを把握する
こちらは「検索パフォーマンス」内→「ページ」で計測できる画面です。
この画面では上位の表示ページが確認できます。
右側には「クリック数」「表示回数」が計測されていますので、
表示回数が多い割にクリック数が少ないページはタイトル名を変えるなど対策を講じることができます。
ポイント3:「フィルタ」の設定で特定コンテンツを確認する
こちらは上部メニューの「検索タイプ」欄→「+新規」から設定ができます。
この設定をすることで確認したいコンテンツだけ絞り込んで分析が可能です。
筆者はA-ROOMの運営をしているので、そちらの効果測定や改善点を洗い出しをする際に活用をしています。
ポイント4:「国」・「デバイス」でユーザー傾向を確認する
「検索パフォーマンス」内→「国orデバイス」で確認できる画面です。
この画面ではどの国・デバイスからの検索が多いのか確認できます。
多言語展開をしているウェブサイトは、「国」のアクセス解析も重要ですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
筆者も今年の1月からA-ROOMの記事更新を週1本ペースで始め、
GA・GSCも高頻度で確認するようになりました。
スパムの影響
そして、先月の2月1日に5000件ものアクセス急上昇がありました。
まさかどこかの記事がバズったのかと一瞬夢を見てしまったのですが、
GAで詳細を確認すると、「trafficbot.live」というスパムを受けたことが判明しました。
ちなみにスパム対策として
「trafficbot.live」について調べたところ、2月にいたる所で計測されており、
フィルタをかける対処法が出ていましたので、
筆者も早速Google Analyticsの「管理」→「ビュー」→「フィルタ」画面にて
以下のtrafficbot除外設定を行いました。
- フィルタ名を「trafficbot除外」にする
※管理上分かるものでしたら何でもOK - フィルタ種類・定義済み項目を
「除外」「サブディレクトリへのトラフィック」「前方が一致」にする - サブディレクトリを「/trafficbot」と記載
- 「保存」ボタンを押す
上記のフィルタ設定で、現在スパムが確認されている
「/trafficbot.live」と「/trafficbot.life」の両方を除外することができます。
また別のスパムが出た場合は、さらなる対策が必要そうです。
今回は応急処置までに。
アクセス解析は面白い!
A-ROOM運用を始めて3ヶ月ですが、
サイトにアクセスされる方の傾向やバズるキーワードなども少しずつインプットが増えてきました。
GA・GSCを通して数値化された各計測項目は、世の中の平均点と比較してどうなのか?
改善すべきポイントや、優れているポイントなども把握することができます。
PDCAサイクルを回して、サイトを育てていくことが楽しいです。
自社メディアの運用はコンテンツSEOと言われる部分で、資産になる記事が生まれるよう日々情報収集と実践を繰り返していきたいと思います。
今後もたくさんノウハウを溜めて、ホームページの運用に関わるより多くの方のお役に立てる情報発信ができればと思っております!