はじめに
本記事にアクセスいただき、ありがとうございます!
オリンピック、連日メダルラッシュですね。
感動をありがとうございます!巣ごもり応援させていただいております。
スポーツっていろんなドラマがあって心を動かされますよね。
筆者の記憶に残るオリンピックは浅田真央さんの「伝説のソチ」で
未だにネット検索して当時の映像を見て涙腺崩壊したり勇気をもらったりします。
オリンピックは記憶に残るたくさんの瞬間に出会わせてくれます。
IT業界の「記憶」と言えば・・・
インターネットを使っていると「Cookie」や「キャッシュ」といった言葉に
出会うことがありますよね。なんとなく情報を記憶する機能っぽいけど、
何だろうと思いませんか?
今回は、そんな知っているようで分からない「Cookie」「キャッシュ」について
インターネットを使う上でどんな仕組みでどんな役割を果たしているのかを
ご紹介させていただければと思っております。
Cookie(クッキー)とは?
ブラウザに保存されるユーザー情報
「Cookie」は、ホームページを閲覧した際にブラウザに一時的に保存される
「ユーザー情報」のことです。
- ホームページを閲覧した日時
- ホームページを閲覧した回数
- IDやパスワード
- メールアドレス
- IPアドレス
などのユーザー情報がCookieとしてブラウザに一時的に保存されます。
Cookieの仕組み
ホームページを閲覧する際
ユーザーが使っているブラウザからホームページのデータが保存されているサーバーに対して、
「ホームページを表示してほしい」という要求がまず送られます。
その要求に応えるためにサーバーがブラウザへホームページの情報を送ります。
その過程でCookieが作成されています。
初回と2回目以降の違いをイメージで簡単にご紹介します。
初めてのアクセス時
ホームページ表示の要求を受けたサーバーは、初めて閲覧する場合に、
ホームページのデータとともにCookieを作成し、ブラウザへ送ってきます。
サーバーから送られてきたCookieはブラウザ側で保存されて、
ユーザーがホームページに入力した情報などが記録されます。
次回同じホームページにアクセスする際
ブラウザからサーバーに対して前回の閲覧情報が記録されているCookieを送ります。
そうすることで、ログイン画面にIDやパスワードが入力されたままなど
前回の閲覧時に入力した情報が残った状態でホームページが表示されています。
Cookieのメリット
ホームページ運営者には大きなメリット
ホームページを運営している側には、
ホームページでCookieを利用することは大きなメリットとなります。
Cookieに過去の閲覧情報が記録されているので、
ユーザーがホームページのどの部分に特に興味を持っているかが分かります。
ユーザーに興味を持たれている部分が分かれば、
企業だと次の事業展開や新商品の開発などに繋がります。
通販サイトだと、ユーザーが興味を持っているであろう商品を
中心に表示させることで、商品を買ってもらえる可能性が上がりますね。
ホームページ利用者にCookieを利用するメリットはある?
Cookieを利用するメリットがあるのはホームページ運営者だけではなく、
ホームページ利用者にもあります。
Cookieには前回の閲覧情報が記録されているので、
同じホームページを閲覧する際には表示速度が速くなります。
またログインに必要なIDやパスワードも入力されたままの状態になっているので、
ホームページを閲覧するのにIDやパスワードを覚えておく必要がなくて便利ですね。
キャッシュとは?
ブラウザに保存されるホームページの情報
「キャッシュ」は、ホームページを閲覧した際にブラウザやサーバーに
一時的に保存される「ホームページ情報」です。
- Cookie → ホームページを利用するユーザー情報が記録されます
- キャッシュ → ユーザーが利用するホームページ情報のみが記録されます
キャッシュのメリット
ユーザーのメリット
同じホームページの閲覧が2回目以降だと、
キャッシュを使うことでホームページの表示時間が速くなります。
ホームページを閲覧するユーザーからすると、
ホームページが速く表示されることでイライラを感じなくて済みます。
ホームページ運営者のメリット
またホームページ運営者からすると、
表示時間が遅いとユーザーが離脱してしまう可能性が高いので、
キャッシュがあることでホームページを確実に見てもらえるメリットになります。
さらに表示時間の速い遅いはSEO対策にも関わってくるので、
キャッシュによって表示時間が速くなればSEO対策でも有利になりますね。
キャッシュの仕組み
- サーバーキャッシュ → サーバー側でキャッシュを保存する
- ブラウザキャッシュ → ブラウザ側でキャッシュが保存される
上記のように2種類あり、ブラウザで初めてのホームページを閲覧した際の仕組みが違います。
サーバーキャッシュとブラウザキャッシュの違い
ブラウザからサーバーに対して「ホームページを表示して欲しい」と要求があると、
サーバーはホームページデータをホームページの形にしてブラウザに送ります。
同じホームページの閲覧が2回目以降は、
ブラウザキャッシュがあれば、サーバーにアクセスせずに
ブラウザキャッシュからホームページデータを呼び出します。
サーバーキャッシュはサーバーに保存されているホームページデータを
呼び出してブラウザに送ります。
こちらはブラウザキャッシュがない際に行われます。
サーバーキャッシュについてはレンタルサーバー会社が提供するものや
WordPressなどCMSの拡張機能で利用できるものなどがあります。
いずれにしてもホームページデータを
ホームページの形にするという行程が省かれるので、
ホームページの表示時間が速くなるメリットがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はCookie(クッキー)とキャッシュについてご紹介させていただきました。
どちらも利用することにメリットはありますが、
放っておくとCookieやキャッシュが溜まってブラウザが重くなり、
かえってホームページの表示時間が遅くなってしまうこともあります。
もしインターネット上でサイト閲覧の表示速度が遅くなったなと感じたら、
Cookieやキャッシュのクリアをしてみることをお勧めします。
また、あまり利用しないホームページのCookieやキャッシュは
定期的に削除するのが良いですね。
Cookieを活用したホームページ制作なら
よりユーザーにあったホームページにするために
ユーザーの興味・関心事に応じたコンテンツづくりをしたいですね。
Cookieはユーザーのお気に入り機能や、MA(マーケティングオートメーション)ツールで
使用されるケースがあります。
当社でもホームページ制作での実績がございますので
是非WEBサイトづくりを通して、みなさまのお役に立てましたら幸いです!
今後も多摩地域・立川にあるウェブサイト制作会社として地域の皆様、
ホームページに関わる皆様に向けて有益な情報発信ができるよう努めて参ります。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました!