「Adobe MAX Japan」4年ぶりのリアル開催となりまして、そこそこのお値段にもかかわらず3600人ものクリエイターが集結。
Adobeの今と未来について体験してきました。
エーウイングでは過去にもAdobe MAXに参戦してきました。
イベントに行くとクリエイターとしての気持ちが蘇り、ワクワクしながら次の時代を想像することができます。
今回は、エーウイングのトップデザイナー、トップエンジニアと僕でエーウイングの代表として参加しました。
前半戦はAdobeの未来について触れました。
Adobe Firefly、Adobe Expressなど、AIの取り組みとその未来について。
Adobeで今できること、未来にできそうなことを想像しました。
まさにAIの時代がクリエイティブにもはっきりと到来したことを理解しました。
今、ここまでできるということは、あともう少しで今までとは異なる価値観を持たないと古いクリエイターになってしまうことが明らかです。
「昔はねぇ〜」なんて武勇伝語っている場合ではない。
少しでも早く自分のアップデートをすることと、若いクリエイターとの交流も絶対に必要。
若いクリエイターの感性に刺激をもらいながらも、自分たちの経験を渡していく。
そして、もっともっとAIを活用できるようになることで、人はより本質的な仕事が求められていくことが明らかになった。
AIをパートナーとして、人はより高度な思考に向かう。
Adobeに「本質的で人間にしかできないことを考え続けろ!」って言われた気がしました。
午後のセッションで印象的だったのは、アクアリングさんとマウントさんのセッションで、いずれもウェブ界隈では非常に力があり有名な2社のお話でした。
すごく平たく言えば、アクアリングさんはユーザーファースト、マウントさんはクリエイターファーストでそれぞれトンガっている会社さん。
アクアリングさんの「主観でデザインを決めたくない。」という信念があって、ユーザー視点を徹底的に引き出すためのプロトタイピングやユーザーテストを教えてくれました。マウントさんは良いものづくりのためのチームづくり、クライアントとの一体感、そして絶え間ぬ自問自答を繰り返すことを教えてくれました。
ここまで自分たちが大切にしていることをアウトプットいただいて感謝すると共に、同じ業界で働くもの同士の語り合いのような時間でもあり、とても刺激になりました。
その上で、今までの自分の捉え方とは違った反応が自分の中にあることにも気づきました。
これまでであれば、アクアリングさんやマウントさんの話を聞いて、自分の軸が揺らされる感覚がありました。
他社はここまで考えている。焦る。あれもこれもできるようになりたい!こんな感じです。
しかし今回、こだわりの強い2社のお話を聞いて、僕には僕のやりたいことがあるんだと思えました。
僕の好きな言葉に「最適解」という言葉があります。
エーウイングは多摩地域にあり、多摩地域のお客様と足並みを揃えなければ仕事になりません。
やりたいこととやってもらいたいことの足並みを揃える。
これから多摩地域のお客様の欲求はどんどん本質に向かっていくと考えています。
その「だんだんと変化する」ところに足並みを揃える。
僕たちはちょうど少し先を狙いながらやりたいことをアップデートしていく。
お客様と共に、エーウイングもアップデートしていく。
僕たちは環境にものすごく恵まれているのかもしれないと思うとともに、今のエーウイングがあって、未来につながっていくエーウイングもあることに対して「大丈夫」って誰かに言われている気がしました。
いずれにしても、たくさんの刺激を与えてくださる同業のみなさんにはいつも感謝しています。
イベント後にはAdobeからパーティーが用意されていました。
それにしてもここに写っている多くの人が何かしらの「クリエイター」だと思うと、なかなかこんなイベントもないなぁと思えます。
クリエイティブのことをいつも考えてクリエイターという仕事をしているすべての人。
きっと何かしらの個性を持っていて、好きを使って仕事している。
悩みは多くて、いつも何かを考えちゃう。心も使うから疲れる。
それでも世界を前進させているすべてのクリエイターに乾杯した夜でした。