エーウイングでは立川の南口にある呉服屋・ほっとすペーす中屋さんのお手伝いをさせていただいております。
2022年には創業100周年を記念して「伝承」という大切なイベントの特設サイトを制作しました。
https://www.hs-nakaya.com/100th/
中屋さんの100年間の想いをウェブで形にさせていただきました。
三代目の心の真ん中にあるものを以下に引用させていただきます。
私たち呉服屋は、着物と出会い、それを創る職人と出会い、またそれを手にするお客様と出会います。
着物の魅力というのは、そのものの美しさはもちろんのこと、それを生み出す創り手にあります。
手仕事だからこそ込められる強い想いとこだわりは、糸の一本一本から伝わってくるようです。
そうして作られた織物・染物は、私たちの「こころ」に響き、またそれが、お客様の「こころ」に響く。
ただ着物を販売するだけではなく、着物や帯に込められた想いを伝承していくこと。
それが私たちの使命だと思っております。
エーウイングのメンバーも記念展に招待いただき、作り手の想いに触れる体験をさせていただきました。
呉服屋の本質的な役割は作り手の想いを寸分狂うことなく捉え受け取る。
その想いを受け取っていただけるお客様に届ける。繋いでいく。
僕の立場に置き換えれば、僕はエーウイングの作り手をお客様に繋いでいく役割なのかなと、つまりはウェブサイトの作り手とお客様をつなぐ呉服屋さんみたいな存在なのかなと気持ちが重なりました。
僕自身がクリエイターでもあるけれども、今の自分の立場はエーウイングのクリエイターに僕のクリエイティブを伝承していく。そして自分は呉服屋さんみたいにエーウイングのクリエイターの想いをお客様に繋いでいく役割に段々と変化しているのかもしれないなと気付かされます。
作り手である自分。呉服屋である自分。
ふたつの役割を行き来するとどうしても役割が曖昧になってしまって自分自身が混乱して苦しんでしまうこともあるけれども、三代目、四代目と対話を重ねていくと、呉服屋のプライドって本当にかっこいいなと思うし、作り手にとって本当にあたたかい存在なんだろうなと思います。
そんな想いに触れると、そろそろ僕も作り手である自分を継承し、作り手の想いをしっかりと受け取りお客様に伝えていく呉服屋みたいな存在になりたいと心から思えます。
最近四代目のご好意でエーウイングのメンバーに着付け体験をさせていただく機会がありました。
四代目といっしょに着物の素晴らしさに触れさせていただくとても貴重な機会となりました。
同時に改めて作り手を守ろうとする姿勢に敬意の念を抱きました。
僕も三代目、四代目みたいに作り手を守っていきたいと強い気持ちが心の中に溢れてきました。
エーウイングのクリエイターのクリエイティブを全力で守る。
そうゆう社長でありたいなと。