毎年8月8日までを走り切ると、エーウイングは夏休みに入ります。毎年9日から15日まで一斉にお休みを頂戴しております。夏休みに入る前のお疲れ様会は、上半期を走り切ったエーウイングの折り返し地点という意味合いも含まれます。2024年の上半期、過去最高にエーウイングが変化した半年間となりました。今回のブログはその辺りにも触れつつ、お疲れ様会の様子をお伝えします。
お疲れ様会はコロナ前までは普通に居酒屋さんに飲みに行くスタイルでした。それはそれで楽しいイベントでしたが、エーウイングの組織が大きくなるにつれ、会場用意が困難になったことや福利厚生費を活用している点からも行ける人行けないによる不公平感、イベントの内容もただの飲み会でしかない感。エーウイングでは目的を見失い形骸化してしまったものに対しては敏感に反応して見過ごさないようにしています。クリエイターの本質として存在理由のないものは生み出してはいけないという考え方があります。クリエイターとしてどんなアイデアも生み出してしまえばクリエイティブであり、クリエイターとしての責任を感じてしまうのです。生み出されたアイデアが形骸化されているのを見かけると、何とも言えない苦しい気持ちになります。
さてさて今回のお疲れ様会の会場はエーウイングのミーティングスペース。エーウイングのすぐそばにあるアダムスオーパイさんにケータリングをお願いしました。たまたま二日前に立川観光関連の集いでご挨拶させていただいた際にダメもとで相談したところ快く引き受けてくださいました。偶然の繋がりとはいえ、お疲れ様会のクオリティが一気に上がりました。
素敵なお料理を前に待ちきれないみんな。挨拶もそこそこに乾杯です。アダムスさん名物のパイや果物、お惣菜などどれも本当に美味しくて、素敵なお料理と共に会話は弾みます。
そんな中、半年を振り返るスライドを見ながらみんなで半年間を思い出していきました。制作物においては、運用期間も長く4回目のリニューアルになった井上レディースクリニックさんや念願だった立川市役所さんのリリースがありました。出来事の方では同じ立川市のWeb制作会社カオルデザインさんに伺って意見交換をしたり、ブランディングに力を入れていくことを宣言し、社内外の情報発信に力を入れたり朝礼やイベントなどひとつひとつのコトに対して丁寧に考えていくことをはじめたことなどをみんなで振り返っていきました。
実際に制作物を時系列に並べると一気に当時クリエイティブに挑んだ気持ちが溢れてきます。それぞれが印象的だった案件を教えてくれました。クリエイティブに挑み、不安だった時の気持ち、やり切った時の気持ち、いろんな気持ちがあるけれど、やっぱりみんなクリエイターなんだなと思いました。自分たちが作ったものをこのような形で振り返る時間、僕はとても幸せな気持ちになりました。
その後しばしの歓談ののち、一区画で始まったプチディベート大会。本当は全体でやりたかったけど、全体の盛り上がりや時間のこともあり5人でテスト的に開催。「未来と過去、行ったっきりになるんだったらどちらを選ぶ?」「夏と冬、どちらかが一生続くならどちらを選ぶ?」など、究極の選択だからこそお互いの考え方のルーツみたいなものがわかってみんなの意外な一面が知れて楽しかったです。次回こそ全体でやってみたいなと思いました。
楽しい時間もあっという間に過ぎ、最後は僕から上半期感じたことをみんなに伝えました。みんなが日々クリエイティブに挑む時の複雑な気持ちが自分にはよくわかります。最近みんなのことを後ろから見ているのですが、不安な気持ちや集中してアウトプットする姿を見ていると、クリエイティブをはじめた頃の自分を思い出します。下半期もきっと新しい挑戦があって、だからこそまた新しい悩みや不安があって、そんな日々なんだと思うけど、クリエイティブに挑むクリエイターの姿は本当にかっこいいなと思います。
今回のイベントは全体を通して90分ほど、以前居酒屋さんを手配して行っていた費用の1/4ぐらいの費用でしたが、お疲れ様会本来の目的に対する成果は比べものにならないぐらい価値のある時間でした。決算時期に一年走り切ったという時間とも異なり、あくまでも半分を折り返したタイミングで、少し立ち止まって振り返り、しっかり休んで下半期に挑む。そう考えれば考えるほど、とても素敵な時間をクリエイトしてくれたんだなと思います。このような考えで会を進行してくれたイベントチームに感謝します。
上半期、ここまでにお伝えしたように、僕らは存在意義がないものは作らないという気持ちを高めてきました。クリエイターは考え自体がクリエイティブになってしまいます。生み出しているものに責任を持とう。生み出したクリエイティブは丁寧に扱おう。この視点が入ると、朝礼ひとつにしても、ミーティングひとつにしても、その価値をもっと高めるためにはどうしたらいいのか、モノだけでなくコトもしっかりクリエイトしていこうということを考えはじめてからこれまでよりも価値ある毎日が送れるようになった気がします。エーウイングの代表としてもっと本質的にみんなと目指していきたいことがわかってきたような気がします。
下半期もご期待くださいませ。