今日は恵比寿に行きました。
恵比寿は私にとってとても思い出深い場所です。
だから色々な気持ちが交錯してしまった。
それをまとめてみます。
私が起業する前、
起業するかどうかを悩んでいた時、
ある恵比寿の社長に相談したんです。
そしたら、
「なんか作ってくれたら、俺が売ってきてやるよ。」
そんな無責任な言葉を私にくれました。
とはいえ「起業=自己責任」ですから、
それはまぁ必死に働きました。
朝から夜は営業。
深夜に制作という日々を過ごした私は、
今では小さいながらにオフィスと従業員を雇えるようになりました。
(まだまだ今でも必死ですが。。。)
今日恵比寿に行った事で、
懸命だった自分を思い出してしまった。
あの時の自分に、
今の自分はどう写るだろう?
話は戻って、
私はその恵比寿の社長に多大なる影響と恩恵を受けています。
仕事を教えてもらったことはもちろんのこと、
多くの人との出会いも作ってくれました。
彼の周りには不思議と気持ちのよい人ばかり集まってくる。
それはきっと、彼が好き嫌いがハッキリしていて、
自分のテリトリーには徹底して
「好きな人」しか入れないからだと思います。
だから、彼の周りにいる人は、
自ずと付き合う期間が長く、
縁が切れにくい。
不思議な魅力です。
私は彼が出会わせてくれた人たちを大切にしていきたいと思っています。
あともうひとつだけ。
彼は、私によくご馳走してくれました。
だから私は、
たまには私が払いますと財布を出すと、
「ふざけんな。俺が払う!」
と言って、一度も払わせてくれません。
しかし、たまたま社長が立川に来る事があり、
「今日は僕が払いますから!だめですよ払っちゃ!」
と鼻息荒く宣言したのですが、
結局、1軒目、2軒目と払わせてくれません。
(いつの間にか払っているその技術はスゴイ。)
そこで私も、
「せっかく立川に来てもらってるのに、接待できないのは恥ずかしいです!」
と真顔で攻め寄ったら。
「じゃぁ、最後にラーメンでも奢ってくれ。」
と650円のラーメンをご馳走した私。
(なんとも・・・・・。)
私が彼に唯一ご馳走したのは、この一回きりでした。
彼は今、恵比寿の空の上。