2021年2月。
緊急事態宣言中の今、改めて今のエーウイングの記録を残しておこうと思います。
エーウイングは現在27名のメンバーで構成されております。
2年前に、30人を突破目前で訪れた組織崩壊。
今、改めて30人の壁に挑戦しています。
組織を作っていく上で、30人の壁とは一体なんなのか。
それは、ひとりで見れる限界点だということ。
従業員が増えれば増えるほど、ひとりひとりと接する時間は減ります。
濃いものが薄くなる。
この状態を文鎮型組織というそうです。
その状態のまま拡大しようとして、まんまと崩壊。
「そこに落とし穴がありますよ!」と先輩に教えてもらったのにきれいに落ちてしまいました。
落とし穴の中で考えて、僕はマネージャーの育成に力を入れることにしました。
マネージャーが機能する事で、社長の位置が少し上に上がります。
そして今、リーダーを構築する事を目指しています。すると、社長の位置が更に上に上がります。
見える景色が変わった事で、いろいろなことがわかってきました。
今の規模の組織をスポーツに例えると、リーダーはフィールド内にいるキャプテン。マネージャーはコーチ。社長は監督といったところでしょうか。
更に組織が拡大していくと、リーダーはフィールド内にいるキャプテン。マネージャーは助監督。ジェネラルマネージャーは監督。組織を横断して教育するコーチも存在し、社長はチームオーナーに変化するのかもしれません。
組織の正解はひとつではありません。
いつまでもトップがプレイヤーで居続ける職人型の組織でも、マネージャーを置かないフラットな組織でも、その組織のみんなが満足していればそれが正解になります。だから、会社の数だけ組織論があって良いのだと思います。
その上で、エーウイングは何を目指しているのか。
僕は「自分が知っている喜びを、みんなに味わってもらいたい。」と思うようになりました。
僕自身現場大好き人間ですが、今はどんどん託しています。(我慢してますけどね。ウズウズ。)
そしたら、別の喜びを見つけることができました。
エーウイングのみんなの活躍が嬉し過ぎるのです。
もう親子の感覚に近いです。
息子が5歳ぐらいの時、自転車の練習をしていて補助輪外した時に最初はずっと肩を持って押してあげるのですが、だんだんと自分の力で前に進めるようになって、気付いたら肩に手を添えずとも自分の力で走れるようになっていく。まさにあの感覚。
涙腺崩壊した後・・・
親であれば共感いただけると思いますが、喜びと同時にだんだん子どもが自分の力で生きていくのだなと悟るあの感覚。子どもは自分の「モノ」ではない。親は子どもを社会に解き放つまでの保護者に過ぎない。
エーウイングは14期目に入りました。
人間で言えば第二次性徴真っ只中。
もっと頭の良い経営者であれば急成長を作れるのかもしれませんが、エーウイングにはエーウイングのペースがあるので、背伸びはせずに僕らのペースでしっかと歩んでいきます。
そのためにも、「うちの子、自転車がひとりで乗れるようになった!」みたいな、「うちの子、〇〇がひとりでできるようになった!」を増やしていきたいです。
人は、人に認めてもらうことで成長します。
究極、社会に認めてもらえれば、会社は存続する。
そのために、自分が経験したことを自分だけのものにしない。
僕は誰かが必要としているナレッジを率先して惜しみなく伝えていく。
この連鎖を作っていければ、「伝える」の地産地消を生み出せると信じています。
世界を変えようなんて思っていない。
多摩地域の才能を多摩地域で消費する。
多摩地域の潜在能力を最大化する。
まだまだ眠ってるんですよ。多摩地域の潜在能力は。
だから僕は、組織化を急ぐ。
エーウイングを好きでいてくださるクライアントの皆様に伝えたい。
うちの子たち、みんなすごいんです。
親バカですみません。